731部隊映像コンテスト 事前学習会
第1回 「証言で辿る731部隊の最後」 2015.3.22
講師 西里扶甬子 さん
直接的な関係者がどんどん死に絶えてゆく中、長年調査・取材を続けてきた西里さんの手元には未公開の映
像や肉声が大量に残されている。その中から731部隊にまつわる医学的・軍事的・歴史学的専門分野に属さない
ドラマチックな断面を切り取って紹介したい。選んだのが哈爾浜郊外平房から部隊員・家族そして石井四郎が
脱出・帰国する経緯である。
今はない関係者から直接・間接に集めた証言を元に構成する。731部隊映像コンペの潜在的応募者の刺激に
なって、一編でも応募が増えればという願いをこめて。
プロフィール:海外メディアの日本取材のコーディネーター/フィクサー、インタビューアー、ディレクター。2001年からドイツテレビ協会(ZDF)東京支局のプロデューサー、その後契約プロデューサーとして現在に至る。著書、2002年「生物戦部隊731」、翻訳03年「七三一部隊の生物兵器とアメリカ」
“Unit 731~The Japanese Army’s Secret of Secrets~”
第2回「731部隊はどこまで明らかになったか、この部分はまだ謎」
2015年4月26日(日)
講師 近藤昭二 さん
プロフィール:「NHKスペシャル」、テレビ朝日「ザ・スクープ」等で731部隊に関するドキュメンタリーを制作。ほかに映画「ニワトリはハダシだ」、「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」等のシナリオを手掛ける。著書に『誰も知らない「死刑」の裏側』(08年)「今明らかになる衝撃犯罪と未解決事件の謎」(97年)など。731に関しては「731部隊資料集成」(03年)。翻訳に「死の工場-隠蔽された731部隊」がある。
第3回 731部隊映像コンテスト学習会 7/3(金)
「731部隊と帝銀事件」
講師 原渕 勝仁 さん
ジャーナリスト・TVプロデューサー
(長年にわたり「よど号事件」、「帝銀事件」などを追跡取材 TBS「報道特集」 フジテレビ「ニュースJAPAN」など。ほかにも
多くのドキュメンタリー、ニュースを手掛ける)
なぜGHQが捜査を止めたのか。
なぜ平沢貞通の死刑は執行されなかったのか。731部隊との関係は、どうして疑われるのか。帝銀事件は、1948年1月26日に東京都豊島区長崎にあった帝国銀行で起きた大量殺人による銀行強盗事件。67年の歳月を経てもまだ、まだなぞを秘めた事件である。
さて、731部隊と帝銀事件の闇を探っていくと、いったい何が見えてくるのでしょうか。その取材方法や視点、長年の経験からわかったことなども含め、映像制作で重要な点なども話していただけると思います。
この学習会は、コンペ参加者だけでなく、どなたでも参加できます。お気軽にご参加ください。
7月3日(金) 18時30分(開場18時)
ウィズ新宿 新宿区荒木町16番地 (最寄駅 都営地下鉄新宿線「曙橋駅」A4出口から徒歩3分)
TEL:03-3341-0801
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/file12_01_00001.html
資料代 500円
お問い合わせ:
exhibition731★yahoo.co.jp
(★を@に変えてください。)